4.準備とケア ── ローション、清潔、時間、そして痛みのサイン
アナルプレイの安全は、準備とケアでほぼ決まります。
まず、ローションは必須です。アナルは自己潤滑がありませんので、潤滑なしの挿入は粘膜を傷つけます。素材との相性があり、シリコン製の製品にシリコン系のローションを使うと表面が劣化することがありますので、水性ローションを選ぶのが無難です。量は「多すぎるかな」と思うくらいで適量です。挿入時だけでなく、抜くときにも潤滑が残っている状態を保ってください。
次に、清潔の確保です。使用前は手を洗い、爪を短く整えます。製品そのものも、使用前後に中性洗剤と流水で洗浄し、完全に乾燥させてから保管します。防水仕様のものであれば洗浄が容易です。毛やファーのある製品は、プラグ部分と毛の部分で扱いを分けてください。複数人で共有することは、感染リスクの観点から避けてください。
挿入は、力を抜いた状態でゆっくり行います。呼吸を止めず、息を吐きながら進めるのがコツです。抵抗を感じたらそこで止め、無理に押し込まないでください。抜くときも同様に、ゆっくりと角度をつけながら引き出します。急に引き抜くと粘膜を傷つけます。
そして痛みのサインです。鋭い痛みが出た、出血があった、抜いたあとに違和感や痛みが続いている。このいずれかがあれば、その時点で中止してください。とくに出血が続く場合や、発熱、強い腹痛をともなう場合は、我慢せず医療機関を受診してください。プレイの流れよりも、この判断を優先してください。
体調の面では、飲酒後や体調がすぐれないときの使用は避けてください。感覚が鈍っていると異常への気づきが遅れます。また、事前に排泄を済ませておくと落ち着いて楽しめます。洗浄用の器具を使う場合も、短時間かつ低頻度にとどめ、常用しないことが基本です。準備のための道具であって、日常的に使うものではありません。